飽きちゃった?夏

SE→IT人材にとらんすふぉーむ済の粗大ゴミ(28)が何かほざいてるだけ。

アトマイザーの底

今回の出張で涅槃に転んだのは残り二割くらいのザワンと効果があるんだかないんだか不明なキューティクルオイル。二人?二つ?二匹?まあもうどちらでもいいです、鞄をあけたら擬人化されたtheyがベッドインしてましたつまるところ組んず解れつ。私こういうときどういう顔したらいいのかマジちょっとわかんない、液状が混ざり合った中側。合皮好きじゃないけど今回ばかりは安物を選んだことが大正解だったから私の判断は間違っていなかった。体液に塗れて情死とか有島武郎気取りか何かですかプンスコ。「いい加減アトマイザー使いなよ」と言われると一層抗いたくなる、何度か買ったアトマイザーは経年変化できっともう全て使い物にならない。試してないからわからないけど、移したら移したで底から余分な液がもれる気がする。ダダ漏れる、ダダ漏れたら必要以上の香りが手について残って、纏わり付いて気づいたら全身に回っている。毒にも薬にもならない。

黄けん色な火遊び

女友達の結婚祝い、ジェラートピケの寝間着がいいとかぬかしたので自発的に入店することのない店に足をいれる。どうもあの寝間着に色気を感じねえんだよな、なんでなんだろう。ベビードールも大概だけど、女が満足するナイトウェアってすっぴんを許容しないデザインしてるからだろうか。「それ新しく入荷したやつなんですよお」すっごおい可愛いですねえ、なんて思ってもないこと言っちゃう。パステルカラーが死ぬほど似合わないから人から貰ったときに困った癖にヌケヌケとよう言うわ、自分でも思ってます面の皮厚いねって。ジェラピケを強請った友達はパステルカラーが似合うからいいや、あげがいってもんがある。似合わないものをあげると死ぬほど悔やむから自分のことをよく分かってる人のリクエストはお互いの不幸を呼び込まなくて良い。これ着てせっせと婚約者と励んでくれたまえ、それにしても友達の下半身事情ってのは微塵も萌えなくて困る。女も歳をとると恥じらいを置き忘れるのか自ら剥がしてゆくのか淫語バッチコイ状態で趣がねえな、お前ら一旦出家してこいやと言い出しそうな心持ち。谷川俊太郎の「なんでもおまんこ」が心底好きなのは、最後の一文があれの全てを集約しているからでその辺の可愛い子に朗読をたのんでおまんこおまんこ言って貰いたいわけではないよ。えっ うん…多分。

 

おまんこいいってのをおばちゃんが連呼するAVにえらく興奮するのはなんでなんだろう、という長年の疑問を付き合いの深い友達にも未だ素面で打ち明けられない。ちょっと前に一回だから思い切って打ち明けてみたら「実況が好きなんじゃね」とどうでもいい感じで流された。まあどうでもいいっすよね、私としては①接頭「お」が興奮のトリガーになってる②見ればわかることをわざわざ口に出させて「良い」状況にあることを確定させている この①②が揃ってるからだと分析してるんですけど、ほんとクソどうでもいいですね。ここでこっそり書くことを決めたときはもっとシリアルでシリアスな話だけ吐くつもりでいたのにどうしてこうなった。めったにクルマが通らない道だと通行人は大胆になる、赤でもどうせこないからと颯爽と渡り歩いたり。ほんとは黄色だってフリッカリング、危ないのに皆んな一様に対岸へ急いじゃって馬鹿みたい、なんでそんなに急ぐのか気がしれないから真顔でいたら変態に声を掛けられた。シカトをこいたら忌々しげに気取ってんじゃねーと言われる、男の後ろ姿はどうみても四十路を過ぎていてこの日色んな女に声をかけてシカトされまくったのだろうと憐憫、かといって「ごめんなさい、あたくしそんなつもりはなかったの。ねえその辺りでトランプでもしましょ」とか言う義理も人情もまんこも無い。最近の若い男の子はもっと愛想いいのにもっとがんばれよジジイと声に出した。早足で逃げるジジイが視界から消える。

 

 

 

引き抜く時などちょっと痛いそうで

2005年って何歳だっけ、リアルJKだった気はするので少なくともアンダー18なはずだ。イケてない制服の学校に通ってたからみんな大好きイーストボーイ(なんで男なんだろうガールにしてよ)そしてラルフローレン。最近のイケてない制服の学校に通ってるJKがどこのカーディガンを羽織るのかまるで知らない。女子校というと(美少女しかいない)女の園を連想する人がいまだいて笑ってしまう、忘れられないのはお昼を一緒に食べていた友達のうちの一人の珍行動で、彼女は自分の食事を終えると女の子の膝の上で寝たがった。エロ抜きの意味で、要するに膝枕が好きな子で、相手の許可を取ることもなく勝手にゴロンゴロンして「フヨフヨしてる」とか「かたい」とか丁寧な感想を漏らすJKだった。私が生理のときにもやはりいつもと同じように寝転んで「あっ 今日サワムラちん女の子の日だね!」と臆面なくいってきた時には殺してやろうかと思った。女の園にレズバイが多いというのは都市伝説だという話がしたかったのに、なんで鉄分くさいカスエピソードを書いているんだろう。いや普通に女好きの女はいるんだけど、女子校だからその数値が倍増するなんてことはなかった。まあもう少しあけすけで割と現実味のある話をすると、男から需要がなさそうなブスが自称レズバイをしている分、ぱっと見の数値は上がるのかもしれない。その手の女の子の多くは、大学でよその共学にいったあとフツーに男と付き合って中高時代のレズごっこを若気の至りとか黒歴史とかいって、鼻息荒く待望のかれぴっぴとのセックス、そのディティールを語るのだ。私大体のブスでもおかずに出来るし、なんならちょっとブスでスタイル(というかおっぱい)が豊満(でもウエストと手首はしまってる)な女の子はむしろ好きなんだけど、それをネタに耽った後はどうしても死にたくなる。少し前に秋葉原の大人のビニコンで買った、底値のアダルトビデオなんかまさにその典型。いや正しく書くとあまりにもブスすぎて流石に食欲がわかなかったから、若干顔のジャンルが似ていて、もう少しブス度を下げた女をおかずにした。セックスと自慰の決定的な差異は、他人を介在しないがゆえに勝手が許されるということだ。でも私セルフプレジャー笑 というものを粗雑に扱いたいなんて思ってない、ジャンクなオナニーをしたら死にたくなることがわかっているから本当は丁寧にしたいんです。でも眠いのに眠れなくてだからさっさと海馬に滑り込むためのスイッチをつけたがる、スイッチをつけるためのトリガーがもしかしたら醜女なのかもしれなかった。そうだ、そういうことにしよう。外のスイッチを擦るとイケるのは女も男も似たようなものなので、だからその点人間はとても効率的な肉体をしている(たぶん)。猫のペニスには棘のようなものがついているから引き抜くとき痛くて、だから頓挫を許されないのだとマットーウな図鑑でみた記憶。いい加減なエアポケットに沈んでいるものだから後で正誤を見返す必要があるのかもしれない。

 

 

whatever

吸い殻てんこ盛りや(そう、私はあ〜民のひとり)の灰皿を変えてくれよと内心悪態ついてる、数百円ケチった代償がいまジワジワときていて少しの誤りにも優しくなれない。オーダーを取りに来た店員が愛想のないブスでも普段はわりとどうでもいい、ブスブス連呼しといてさぞかし面食いぶってるけど私はタイピング音がうるさい人間(とくにエンターキーに優しくできない奴)を除けば大体のことは見過ごせる。見過ごせる、という言い方が傲慢なのはこの際無視して欲しい。エンターキーをッターンする人間で仕事が出来るやつをみたことがないから、見かけるたびにアニメみてハッカーごっこしてろよと頭の中で呪う。精密機器に限らず、一つ一つの所作が荒っぽい人間は肝心な場面で業務上でも手を抜くので信用できない。本当いうと猫の手を借りたいくらいの勢いで人材が足りていない、マニュアル化してすき家のワンオペみたいにしたらいけるんちゃうと正直思うけどそこまで責任オンブしたくないので適当なのが気づくまで放ったらかしてる。人をドナドナする仕事だと友達にいったらそりゃあ天職だと言われたけど、その通りなんで何も反論しないでおいた。何か起きれば真っ先に責め立てられるというのは、裏を返せば、何も起こさなければ能天気でいられるということに近しい。私は自分以外のことに一切の責任を持ちたくないし払いたくもないのだ。要するにケチ、要するにセコい。中国人の大袈裟な舌打ちが嫌いで、見るたびに辟易する。文化の違い?ハァ?you have to accept the differences between yours and the other's ははぁ、そうですかそうですか、正直ナノミクロンだって受け入れたくないので返事が棒読みになりそう、もしかしたらとうになってるかもしんね。なんでもよし子さーん。

 

カエルのように寝転んで

とんでもなく厭な別れ方をした人間が死んだという報せを聞いた。他人の死を報らされて喜ぶのはこれきりだと思いたい。多用されすぎて使う気の失せる言葉「トラウマ」を百遍用いても許す気になれない。別れてから一年ほどはリュックに厚手の雑誌を入れてキャンパスに行っていた覚えがある。冷静に考えたら長めの刃物だったら貫通するし、正面から来られたら無意味だったな。ヌーピーのライナスじゃないけど、安心材料の一つとしては有効だった気はするけど。

 

間に三人くらい人を挟むと大体のことは把握できる。他人の与太話を好物にしているお節介なババアが嬉々とした面で教えてくれたのだった。

「ちょっとの間とはいえ、付き合っていたんでしょお?」

だから? そうだとして何を言って欲しいんでしょう。人が欲しい言葉を当てることを苦痛に感じることは滅多にないのに、ババアのリクエストに応える気が一切湧いてこないのがちゃんちゃら可笑しかった。私と別れてから何人もの女と付き合い、似たような別れを繰り返し、自殺ではない死に方をしたという。死にたい死にたいと散々喚いておいて、取るに足らない死に方をしましたね。ぺちゃんこに敷かれた道路の上にはきっと、あの男の身体を循環した血液がラインを残しているのだろうか。場所まで尋く気にはなれなかった。偽善的なババアは、墓の在所を書いたメモを寄越して、線香の一本でもあげたら?なんて能天気なことをほざく。早朝のスズメよりも喧しく、下卑ただけの品性に吐き気がする。今すぐ見えないところに行ってください、今すぐ退場してください、なんなら死んでください。のどちんこを舌で探りながら、発言と頭の中のものが瞬間的に入れ替われたらどれほど楽なのか想像する。

 

サルート

ガーターベルトを愛用していることをオフラインで言うと碌な目に合わないから公言しない、こんな手間を私に取らせてるなんて社会学者は普段何を食ってるんでしょう。ファーストプライオリティ、本当いうとこの言葉全く好きじゃないんだけど何か履き違えていない?私は図太い足も好まないけど、ゴボウみたいな黄金比ガン無視の足にも惹かれない。池袋に用があったついでのサボタージュで、久しぶりに下着の採寸にきた。私はデブ、ガリ、平均体型の全てを体験しているのでチェストの中にはあらゆるサイズの下着がある。自分が色んな体型だったせいで、女の胸元を当てるのが割と得意だ。女友達の誕生日プレゼントに下着をリクエストされた時を除くと、ほとんど役に立ってない。私は胸に対してのフェチが薄い。私は男と寝たときよりも女と寝た時の方が圧倒的に早くて、まだ自分も相手も胸がデカくなる前だったから興奮材料がそこじゃなかったんだろう、といことに適当にしておく。過去のことなんて反芻するうちに美化を重ねるからよくない、他人に話せば話すほどゴミになる気がする。あ、結局一度もサルートについて言及しなかった。採寸だけする目的できたのに新作をみたらやっぱり欲しくなって買ってしまおうか迷って、迷ったから絶対に似合わないスリップを試着させて貰った。スリップを羽織ると尺足らずが明らかになって購買意欲を瞬時に奪ってくれるから良い。底値になるまで待つ。

 

 

ジンギスカン

前の職場の近くにあったジンギスカンの店はおいしかった。食べ辛い難点を引き算してもあの店のリブ肉は上等だったんだい。月に一度くらいのペースで通っていた、大体かつての同期で一番めんどくさくなかったKを連れて。Kとは未だに連絡を取る。彼女の容貌は素材そのもので、まるで化粧気がない。いつ見てもその印象が変わらない。美しい面をしている、断言してもいい。髪を整えて、服を着替えて、化粧をしたら恐らく誰もがKを美人と評するだろう。でも私が心の隅で化けたKが現れることを願っても、してくれる日はきっとこない。お節介なかつての上司がもう少し化粧気を出せよとKに茶々を入れたときの返し、「めんどくさい」に全てが収束されていた。Kにとって何がしかのメリットがない限り、彼女はシャドウを恐らく塗らない。現状イレギュラーになりうるKの変身が起きるとしたら、それは何か、というのがあたしの最大の興味と関心で、ひょっとすると一生訪れないかもしれない兆しを気の長いキリンのポーズで待っている。悪趣味かもしれない。

 

週末羊を食べた、後ろにいた大分めんどくさそうなカップルを肴にしながら肉を焼いてゆく。女が「ニンニクはぁ、いらなぁい」と言っていたのを聴いて情緒のなさを心の中で呪った。多分あっこの店を出たらセックス突入100パーだのに、片方しかニンニク食べてなかったらロマンも瓦礫崩れ起こしてむしろ死ぬよ。ロマンチック・バイバイトゥナイトしたいのかな、やめろよニンニクを溶解させるんだ今すぐにとガヤついた店内の中で一方的なテレパシーを送る。無論届かないので途中で飽きて、自分達の食事に専念した。