飽きちゃった?夏

SE→IT人材にとらんすふぉーむ済の粗大ゴミ(28)が何かほざいてるだけ。

ぶっかけうどんをオーダーしよう

睡眠不足で初来店の美容院に行ったのはマズかった。少し前の夜中に某新興宗教のおばちゃん2匹が宅にやってきて「今少し良いですか」と尋ねてきたので「神でよければ話し相手になろうぞ」とか適当なことをぬかした挙句、30分懇々と喋ったら片方のおばちゃんがガチで信じ始めて、後日ピンで再訪問してきた話を打ち明けたのが不可なかった。はなまるうどんで可愛い子をみつけると意図的にぶっかけうどんを頼む人を知ってるけど、私の思考がそれに寄ってる気がしなくなくなくなくもない。一瞬消えてえ。

 

リターン新宿

充電できるルノワールに出没しがちなので、仕事に飽きると周りの人間(客)をまじまじと観察してしまう。前職に就いていた数年間は二丁目から離れていたのに、しばらくしてまた戻ってしまった。この街に対して思い入れが強いわけではない、第一いついっても人が芋洗状態なのが好きになれない。それでも私がここから離れられないのは、本心をチョロすのに最適な場所であることを知っていて、それは大変わたしにとって都合がいいことだから。それ以上でもそれ以下でもない。デニムのミニが流行ってるらしくて目のやり場に困る。肉体の好みだけをいうと、やっぱり女の子の方が好きなので自動的に女を見てしまう。恋人にも定期的に件を口にするけど、彼がどこまで私のセクシュアルについて熟知しているのか未だわからない。彼は完全たるヘテロ(だと思う)で、私の周囲にいる他の異性愛者達と同様に「でもつまるとこ男を選んだんだからノンケに戻ったんでしょ?」という悪意ない見解を恐らく持っている。ヘテロだけじゃなくて同性愛者の知人達も同じようなことを言うので、毎回心の中のモヤツキの捨て場に困り果てる。違います、そうじゃないんです。飲み物なしでパンを食ってるわけでもないのに口の中がパサつく。こんな時に独りを感じる。恋人といても私は五分程度のアローンタイムが欲しいとかゴネちゃう拗らせ野郎だけど、四、五時間広大なエリアでぼっちを強制されると息が止まりかける。救命信号を送る気はない。ゆっくり時間をかけてあと八十年くらいしたら死にたい。

飽きて、夏

沢村です。名前なんかわりとどうでもいい、大体本名じゃないし。この名前を選んだ理由を尋かれる度に適当なことをぬかしているけど、本当は「都合が良かったから」これに尽きる。小学校だか幼稚園だか中等か高等か、もしくはそれ以降か忘れたけど、私にとって唯一「心底どうでもいい」人というのがいた。それがサワムラという名前をたしかしていて、同姓の人間には申し訳ないが、私にとってこの苗字は大層都合の良いものになった。本名の代わりに、この苗字を口にしても当人を思い出すことが微塵もないからである。創作をする人は多かれ少なかれ、自己をどこかにドロップするけど、私がそれをやり続けると在庫がすぐに切れちゃうからね。引き出しのたくさんある人はいいけど、私の根幹はどれだけバリエーションを作った気になっても似通っているので、私小説を書いても恐らく大して面白くないだろうねえ。